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退職の正しい進め方

円満に辞めるためのステップ

転職やキャリアチェンジを考えるとき、今の職場をどのように退職するかはとても大切です。特に介護・福祉の現場では、利用者さんやご家族、同僚への影響もあるため、感情的にならず、落ち着いて進めていきたいところです。

ここでは、介護・福祉の仕事から次のステップへ進む方に向けて、トラブルを避けながら円満退職するための基本ステップをまとめました。

1|「退職願」「退職届」「辞表」の違いを知っておく

まずは、似ているようで意味の違う3つの言葉を整理しておきましょう。

退職願(たいしょくねがい)

会社に対して「退職させてほしい」と申し出るための書類です。あくまで“願い”であり、会社側が受理する前であれば撤回できる余地があるとされています。まずはこの退職願で意思表示を求める会社もあります。

退職届(たいしょくとどけ)

退職が会社と合意された後に、「◯年◯月◯日をもって退職します」と正式に届け出る書類です。退職日が確定してから提出するのが一般的で、労働契約を終了する最終の通知という位置づけになります。

辞表(じひょう)

役員や管理職、公務員など、特別な立場の人が職を辞するときに用いる書類です。一般的な会社員・介護職員の退職では、多くの場合は「退職届」で十分です。

どの書類が必要か、提出タイミングはいつかは、勤務先の就業規則に記載されています。退職を考えたタイミングで、一度目を通しておきましょう。

2|退職の切り出し方と基本の流れ

退職をスムーズに進めるには、順番が大切です。一般的な流れは次の通りです。

  1. 退職の意思を固める
    転職先の見通しや、家計・家庭の事情なども含めて、自分の中で「退職する」と決めます。
  2. 直属の上司に口頭で伝える
    いきなり退職届を出すのではなく、まずは上司に面談の時間をもらい、「退職を考えている」ことと希望退職日を伝えます。
  3. 退職日・引き継ぎ方法を相談する
    シフトの状況や利用者さんの担当状況を踏まえ、退職日や引き継ぎの進め方をすり合わせます。
  4. 会社指定の書式があれば記入・提出
    社内ルールに従い、「退職願」または「退職届」を提出します。
  5. 引き継ぎと最終出勤日を迎える
    業務引き継ぎ・利用者情報の共有・備品返却などを済ませ、退職となります。

介護・福祉の現場では、急な退職は利用者さんへの影響も大きいため、できるだけ早めに相談するのがマナーです。

3|退職届の基本的な書き方

退職届は、難しく書く必要はありません。最低限、次のポイントを押さえれば十分です。

  • 用紙は白無地のA4またはB5サイズ
  • 黒のボールペンまたは万年筆で手書きが基本(会社指定があればそれに従う)
  • 退職理由は「一身上の都合により」でOK

退職届の文例

退職届

私儀
一身上の都合により、
令和◯年◯月◯日をもって退職いたします。

令和◯年◯月◯日

福祉株式会社
代表取締役 〇〇〇〇 殿

介護事業部
介護職員 山田花子 ㊞

退職理由に会社への不満や個人名などを書く必要はありません。感情をぶつける場ではなく、事務的に必要な情報を簡潔にまとめる書類だと考えると良いでしょう。

4|円満退職のためのマナーと注意点

同じ辞めるにしても、伝え方・振る舞い次第で、その後の印象は大きく変わります。介護・福祉の現場で意識したいポイントを整理します。

早めの申し出を心がける

シフト制・チーム制で動いている職場では、退職時期がギリギリになるほど周囲の負担が大きくなります。可能であれば、1〜2ヶ月前には申し出ておきたいところです。

引き継ぎ内容を分かりやすくまとめる

担当している利用者さんの状態・日々のルーティン・注意点などを紙やデータでまとめておくと、後任者がスムーズに引き継げます。引き継ぎメモは、現場への最後の“贈り物”と考えると良いかもしれません。

感謝の気持ちをきちんと伝える

どんな事情があったとしても、最後の挨拶では「お世話になりました」の一言を忘れずに。介護業界は横のつながりが強く、世間も狭いため、誠実な対応は必ず自分に返ってきます。

やってはいけないNG行動

  • 無断欠勤のままフェードアウトする
  • 退職連絡を先延ばしにし続ける
  • 同僚・利用者さんの前で職場批判を繰り返す
  • SNSなどに内部情報や悪口を書き込む

感情的になりそうなときこそ、一度深呼吸をして、「自分のキャリアの節目」として冷静に振る舞うことが大切です。

5|介護・福祉職ならではの配慮ポイント

介護・福祉の現場には、他の業界とは違う特性があります。退職時は、次のような点にも意識を向けてみてください。

  • 利用者さん・ご家族への影響:担当替えによる不安を減らすため、引き継ぎの際に情報をしっかり共有しておく。
  • チームワーク:夜勤・早番・遅番など、シフトバランスを崩さないよう、できる範囲で協力する姿勢を見せる。
  • 同僚への配慮:忙しい時期と重なる場合は、業務が集中しすぎないよう引き継ぎスケジュールを相談する。

最後まで「利用者さんの安心」と「チームの協力」を意識して行動することで、あなた自身のプロ意識が伝わります。

6|退職後に確認しておきたい手続き

退職そのものだけでなく、退職後に必要な手続きもいくつかあります。

  • 社会保険・雇用保険の切り替え(健康保険・年金・失業給付など)
  • 健康保険証やロッカーキー、制服など貸与物の返却
  • 未消化の有給休暇がある場合の取り扱い(消化・買い取りの有無)
  • 離職票・源泉徴収票など、次の職場や各種手続きで必要な書類の受け取り

分からない点は、事務担当や上司に確認しながら、一つずつ整理していきましょう。

7|迷ったときは、第三者に相談するのも選択肢

「本当に辞めていいのか」「いつ切り出すべきか」「次の仕事が決まっていない」など、退職の悩みは人それぞれです。一人で抱え込むと視野が狭くなり、感情的な決断をしてしまうこともあります。

そんなときは、介護・福祉の現場を理解している第三者に相談するのも一つの方法です。状況を整理しながら、転職タイミングやキャリアの方向性を一緒に考えてもらうことで、後悔の少ない選択がしやすくなります。

ジョイントキャリアでは、退職も含めたキャリア相談を承っています

ジョイントキャリアでは、

  • 「今の職場を続けるか、転職するか」の相談
  • 退職の切り出し方やタイミングのアドバイス
  • 退職後の働き方・求人紹介(介護・福祉・保育分野)
  • 見学・面接の調整、入職後のフォロー

など、退職前〜退職後まで一貫してサポートしています。

「今すぐ辞めるかは決めていないけれど、話だけ聞いてみたい」というご相談も歓迎です。対面相談・LINE相談のどちらにも対応していますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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